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Stay Home Interview-トマ・ルバ

いま世界的に叫ばれている「Stay Home」をキーワードに選手たちへインタビュー。
今回はトマ・ルバ選手です。

新型コロナウイルス感染拡大でレースシーズン中断が続いていますが、みんな前向きに日々を送っています。
今シーズンから日本に拠点を移して競技活動に励むトマ選手に、現在の生活やレースシーズン再開への思いを聞いてみました。
-今シーズンから拠点を日本へと移した直後でのこの驚きの状況。いま、どのように受け止めていますか?

2019年11月に日本での生活を始めました。計画としては、チームとより多くの時間を過ごし、成長の力になるとともに、若いチームメートにアドバイスする機会を増やすことでした。しかし3月以降、「待機」の状態を余儀なくされ、外部とのコンタクトは最小限にとどめています。したがって、当初の計画はその都度先々へとスライドしています。

サイクリング以外での日本における生活は非常に満足しています。年々、日本で過ごす時間が長くなっていたので、新生活への順応もスムーズでした。また、自国フランスをはじめとするヨーロッパをとりまく状況は非常に厳しく、厳格なロックダウン(都市封鎖)が行われていたので、こうしたことからも日本で過ごしていてよかったと感じています。


-最近のトレーニングは順調ですか? 屋内トレーニングがメインでしょうか?

ホームトレーナーがあまり好きではなくて…(笑)。それもあって、3月から4月にかけてのトレーニング量は30%ほど減らしました。同時に、社会的接触を減らすために生活習慣も変えました。どんなときでもトレーニングは単独で行うこと。外出は静かな場所へ。家から遠く離れない。コンビニでの買い物も店内にはとどまらない。できる限りの安全対策を心掛けています。

また、空いた時間を利用してウィークポイントの改善にも取り組んでいます。自宅でのボディトレーニングやジムセッションを多く取り入れるようになりました。どれも、レースや遠征が多くなるシーズン中にはトライできないものばかりです。


-1日の過ごし方に大きな変化は出ていますか?

コロナ騒動前の日常と比較して、1日の過ごし方そのものには大幅な変化はありません。

ちなみにこれまでであれば、交通量の少ない午前7時頃にトレーニングを開始し、帰宅後を昼食を摂っていました。いまは午後からボディトレーニングやジムセッションといった室内トレーニングが入ってきます。

その後は回復に充てるとともに、家族との時間を過ごします。その繰り返しですね。これが私のサイクリングライフです。


-こうした状況下で、モチベーションはいかにして保っていますか?

レースや活動のスケジュールがない状態なので、計画を立てることは非常に難しいです。ただ、サイクリングは私の仕事であって、大好きな仕事でもあります。まずはできる限りのトレーニングを続けて、体調を保ち、レース再開に備えていきます。

いま多くの人が困難に直面していて、その状況はとても厳しいものがあります。その一方で、レースがなくても情熱を持ち続けられる私たちは本当に幸運だと思います。それも、この困難な時期をサポートしてくださる株式会社キナンやサプライヤー企業のみなさんあってのこと。周囲の人々に恵まれていることも幸運で、何ひとつ不満はありません。


-自転車に限らず、日々何か楽しみを見つけていますか?

この状況下で唯一よい面を挙げるとするならば、趣味の時間を確保できることでしょうか。

妻との時間も大切にできますし、日本語の上達にもチャレンジ中です。日本語の勉強においては、中島(康晴)“大先生”に教わることができないのが寂しいのですが…(笑)。また外食を控えていますが、その分好きな料理にも時間を割くことができるので、新しいレシピにも挑戦しています。成功したかどうかですか…まあ、それは聞かないでください(笑)。

それと、多くのサイクリストのみなさんと同じかもしれませんが、私もNetflixを楽しむ1人です。どんなスポーツも好きですが、なかでもマイケル・ジョーダンの大ファンです。シカゴ・ブルズでの最終シーズン(1997-98シーズン)の物語である「マイケル・ジョーダン:ラストダンス」が毎週配信されているのですが、新しいエピソードが本当に待ちきれません。
-「Stay Home」が叫ばれる中で、何か健康を維持する効果的な方法があれば教えてください

スポーツは生活習慣を整えるのに効果的です。やりすぎは免疫力の低下につながる可能性がありますが、適度な運動は効果的です。また、気持ちをポジティブに保つことも大切ですね。どんな状況にあっても、ポジティブなことを見つけるようにしてほしいです。

これを乗り越えた先には、必ず普通の生活が戻ってきますからね。


-レースに目を向けて、ニュージーランドとオーストラリアでのレースではともに個人総合8位で終えました。シーズン序盤の2レースを振り返って、どんな走りができましたか?

昨年12月、トレーニング中に落車してしまいました。さらなるトレーニングの時間が失われてしまい、1月はそれを取り戻すために急ピッチで仕上げました。その影響で、ニュージーランドとオーストラリアでのレース後は疲労感がありましたが、先々のレースへつなげていくことを意識していました。

この2戦での結果そのものは悪くなかったと思います。実際に、ツアー・オブ・タイランドやツアー・オブ・ジャパン、ツール・ド・熊野といった大きな目標に向けて、好感触を得られていました。それだけに、この状況には言葉がありません…。


-UCI通達により7月に入ってからのレースシーズン再開に向けた動きが出てきました。レースカレンダーは未確定ですが、短期的な目標としてはどのあたりを考えていますか?

2020年内にレースが開催されるのか、または2021年まで待たなければならないのか、スケジュールがまったく読めないだけに、どのレースをターゲットにするかは正直挙げられません。1つ確かなことは、トレーニングを継続し、いつシーズン再開を迎えても大丈夫なよう準備しておくことです。今年中にレースシーズン再開がかなえば、すべてのレースが私にとっての目標になると確信しています。そうなればもちろん、全力を尽くしますよ!
Interview: May 15th, 2020
Interview, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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