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KINAN CYCLING

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雨乞竜己出場 東海シクロクロス2019-2020 第2戦「IRC TIRE CUP」レポート

雨乞竜己 現役最終レースは17位
終盤にアクシデントも大歓声を受けて笑顔でキャリア終幕
愛知県・岐阜県を中心に転戦するシクロクロスシリーズ「東海シクロクロス」の2019-2020シーズン第2戦が、12月1日に愛知県新城市・ふれあいパークほうらいで開催された。
KINAN Cycling Teamからは雨乞竜己が最上位クラスのC1カテゴリーに出場。
この一線が現役最後のレースとして臨み、終盤まで表彰台争いを展開。
最後はアクシデントに見舞われ17位に順位を落としたが、会場各所からの声援を受けて笑顔でフィニッシュラインを通過した。

早朝から熱戦が展開されたふれあいパークほうらい

この冬も全国各地で熱戦が展開されるシクロクロス。
東海地区も例に漏れず、11月半ばに今シリーズが開幕した。今節はKINAN Cycling TeamのタイヤサプライヤーであるIRC TIRE(井上ゴム工業株式会社)さまによる特別協賛。
「IRC TIRE CUP」と銘打って開催され、参加者には同社特製のTシャツやノベルティグッズが配られたほか、同シリーズではおなじみの「BUCYO COFFEE」ブースで使用できる飲食チケットが用意され、イベントに花を添えた。

特製Tシャツやノベルティグッズなどが配布されたIRC TIREブース。タイヤ新製品の紹介も

シクロクロス競技は、土や砂、芝、石などの不整地のほか、シケインや階段といった障害物が設けられ、不規則な路面コンディションの中でレースが繰り広げられる。
その中でも新城のコースはテクニカルとされ、周回前半と後半は芝、中盤は土や小石の上を走行するグラベル区間。
その間には急坂での上り下りも待ち受け、これまで以上にパワーとバイクコントロールが要求されるセッティングになった。

IRC TIRE「SERACCX」チューブレスタイプをチョイス

レースはスキルや実力別に細かくクラス分けされ、最上位クラスのC1カテゴリーは、UCI(国際自転車競技連合)やJCF(日本自転車競技連盟)の競技規則に沿って60分が競技時間の目安となる。

10月に現役引退を表明して以降、各所でのイベント参加と並行してシクロクロス参戦を行ってきた雨乞にとっては、このレースがプロキャリア最終戦に。
11月17日に行われた同シリーズ初戦ではC1カテゴリーで優勝を飾っており、今節にも調子を合わせてスタートラインについた。

前節の勝利でポールポジションからのスタートとなる

天候に恵まれ好コンディションのもとスタートが切られたC1カテゴリーのレースは、序盤からハイペースで進行。
雨乞も好位置につけ、3周目に入る頃に固まった6人の先頭パックに加わる。
時折トップに立つシーンも見られ、ライバルとの駆け引きにも積極的に挑んだ。

ダウンヒルセクションをこなす

4周目に入ると、6人の中から斎藤朋寛選手(RIDELIFE GIANT)と青木誠選手(AX cyclocross team)がペースを上げ、そのまま抜け出すことに成功。
雨乞は岩田祐樹選手(36隊/cyclespaceHalo)、後方から追いついてきたオープン参加の大町健斗選手(Team Eurasia-IRC TIRE)とセカンドパックを形成。
先頭の2人がタイム差を広げていき、やがて雨乞たちは表彰台の一角をかけた争いへと移っていくことになった。

IRC TIREスタッフが見守る中レースを進めていく

中盤は膠着状態が続いたセカンドパックだったが、8周目に雨乞が芝区間で一気にペースを上げて流れを変える。
岩田選手と大町選手を引き離し、一時は30秒以上あった先頭2選手との差も縮めていく。

8周目を迎えて一気にペースアップ。先頭とのタイム差を縮めていく

追撃ムードが高まっていく中、9周目に入って雨乞は突如失速。
痙攣に見舞われ後続に次々とパスされると、最終の10周目には立ち止まってしまい、上位戦線から完全に脱落。
何とかバイクにまたがって完走狙いに切り替えることを余儀なくされた。

9周目に失速。最終の10周目には痙攣で立ち止まってしまった

その間、先頭では斎藤選手が独走となり、そのままトップでフィニッシュラインを通過。
それから遅れること約3分、最後の直線へとやってきた雨乞は17位でレースを終えた。

コース脇からの歓声を受けながら17位でフィニッシュへ

現役最終戦での有終の美を飾ることができず、思わぬ結果に終わった雨乞だったが、コース脇からの声援を受け、最後はすがすがしい表情で走り切った。
レース前後の時間を使ってファン対応にも努め、これまでの応援や支援への感謝を伝えた。

レース後は清々しい表情。笑顔でファン対応を行った

この日はレース以外にも、各種ブース出展でにぎわったほか、新城市でのロードレース開催が予定される2026年アジア競技大会に向けたPR活動も行われた。

2026年に開催されるアジア競技大会に向けたPR活動も行われた

ロードをメインに、トラック競技やシクロクロスも含めたKINAN Cycling Teamの2019年レース活動がこれで終了。
年末にかけて選手たちは、イベント参加やメディア出演などに臨むこととなっている。
また、12月15日にはクリスマス前恒例の「ヴェロフェスタ2019 in モリコロパーク」にゲスト参加し、同夜にはチームによるシーズンエンドパーティーで1年間を締めくくることになっている。
東海シクロクロス2019-2020 第2戦「IRC TIRE CUP」 C1カテゴリー(60分)結果
1 斎藤朋寛(RIDELIFE GIANT) 58分39秒
2 青木誠(AX cyclocross team) +22秒
OPEN 大町健斗(Team Eurasia-IRC TIRE) +36秒
3 岩田祐樹(36隊/cyclespaceHalo) +58秒
4 蜂須賀智也(BUCYO COFFEE/CLT Cycling Team) +1分7秒
5 出羽秀多(チーム36隊) +1分16秒
6 落合友樹(TeamRuedaNAGOYA) +1分22秒
17 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +3分5秒
●選手コメント
・雨乞竜己
「なんだか自分らしい終わり方になってしまった(笑)

引退を表明してからのレース出走は、純粋に楽しむことを意識していた。特にシクロクロスは自分の走りに集中ができるので、2レースだけだったがよい思い出づくりにもなった。ただ、いつものようにレースを走って、いつものように終わる感じなので、キャリアを終えるという実感は今のところないのが正直なところ。

KINAN Cycling Teamで走った3年間は、苦しいことや悔しいことの連続だった。一方で、大きな達成感や喜びもあって、その瞬間のために苦しさや悔しさを乗り越えられた。これからは、この経験を生かして子供から大人まで幅広く自転車の楽しみを伝えられるような活動をしたいと思っている。プロとしての生活は終わるが、趣味の域でロードレースやシクロクロスを走っていくつもり。実際に走りながらその楽しさを広めていきたい」
※レポートはメディアリリースから

Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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