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KINAN CYCLING

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マルコス・ガルシア山岳賞首位! インターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ・イジェン 第1ステージ レポート

インターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ・イジェン開幕
難局乗り越え攻めたマルコス・ガルシアが山岳賞首位に
●インターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ・イジェン(UCIアジアツアー2.2)
第1ステージ ゲンテン~バニュワンギ 133.2km

●KINAN Cycling Team出場選手
山本元喜
椿大志
マルコス・ガルシア
サルバドール・グアルディオラ
トマ・ルバ
インドネシア・ジャワ島でステージレース「インターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ・イジェン(International Tour de Banyuwangi Ijen)」が9月25日に開幕。
全4ステージ・総距離520.8kmの戦いがスタートした。
3年連続出場となるKINAN Cycling Teamは、この日行われた第1ステージで前半から先頭グループでレースを進めたマルコス・ガルシアが逃げ切って4位。
山岳賞では首位に立った。
チームは開幕当日の深夜に現地入りという難しい状況でスタートしながら、攻めの姿勢を崩さずマルコスを上位へと送り込んだ。

この大会はロードレース熱の高いインドネシアにあって、国際ステージレースとしてすっかり定着。
同国の主要都市がそろうジャワ島の東端、リゾート地として開発が進むバニュワンギを拠点に4ステージで争われる。

レースカテゴリーはUCIアジアツアー2.2クラス。
大会の特徴は、同地周辺の山岳地帯が主要なレースコースとなり、毎ステージのように総合争いに変動が起こる点が挙げられる。
なかでも、大会最終日の第4ステージで上る名峰・イジェン山は、アジア屈指の超級山岳。
リーダージャージを賭けた戦いは、最後の最後にドラマが待つことになる。

インターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ・イジェンに臨む5選手

この大会へKINAN Cycling Teamは、山本元喜、椿大志、マルコス・ガルシア、サルバドール・グアルディオラ、トマ・ルバの5選手がメンバー入り。
全選手ともこの大会を経験済みであることや、イジェン山がコースに組み込まれた8月のツール・ド・インドネシア(UCIアジアツアー2.1)でトマらが快走するなど、チームはいくつもの強みを持つ。
直前に同国で参戦したツール・ド・シアク(UCIアジアツアー2.2)では、山本が個人総合5位、サルバドールが同6位。
チーム総合では1位を獲得した。

レースプランを話し合うトマ・ルバと山本元喜

上々の仕上がりで、得意とする山岳ステージレースへと進む見込みだったが、ツール・ド・シアク終了後のインドネシア国内移動でハプニングが発生。
同地で問題化していた濃度の濃いスモッグが影響し航空ダイヤに乱れが出たため、今大会の開催地であるバニュワンギ入りが大幅に遅れることに。
代替便の確保に迫られたばかりか、陸路・海路での移動を余儀なくされた局面もあり、結果到着がこの日の深夜2時頃。
ほぼ休みなくレースの時間が訪れた。

スタートラインに並んだ椿大志

そんな中で臨むことになった第1ステージは、ゲンテンからバニュワンギまでの133.2km。
レース中盤に3級山岳スラギを越え、一度下った後、このステージの勝負どころなりそうなのがフィニッシュ前約10kmで頂上を通過するグロゴルの上り。
カテゴライズこそ4級山岳とはいえ、最大勾配12%の区間を含む登坂距離4kmの上りで決定打が生まれることが想定された。

決してベストな状況とは言えないKINAN勢だったが、リアルスタート直後から各選手が前線で展開。
激しい出入りが連続する中、逃げのチャンスをうかがっていった。

4人の飛び出しにすかさず乗じたマルコス・ガルシア

そうしてレースに動きがあったのは、30kmに到達しようかというタイミング。
4人の飛び出しに乗じたのはマルコス。
そのまま逃げグループとなり、メイン集団に対して着々とリードを広げる。
やがて追走していた5人が前に合流し、先頭グループは10人となった。

マルコスらの先頭グループには、有力チームが確実にメンバーを送り込んだこともあり、メイン集団とのタイム差がみるみる間に広がっていく。
前に選手を加えられなかったチームが懸命に集団のペーシングを図るが、その差は最大で6分近くまで拡大した。

30km地点付近で形成された先頭グループ

順調に距離を進んでいく先頭グループ。
マルコスも積極的な姿勢を見せ、63.3km地点に設定されたこの日2つ目の中間スプリントポイントでは上位通過にトライ。
ここは4位にとどまり、3位通過までに与えられるボーナスタイム獲得はならなかったが、ライバルとの駆け引きの中からチャンスを見出そうという様子。
続いてやってきた3級山岳スラギでは登坂力を発揮。しっかりと1位通過を決め、山岳ポイントを確保する。

3級山岳の頂上に向けてアタックしたマルコス・ガルシア。1位通過を決める

さらに、スラギからの下りの後に設けられた、3つ目の中間スプリントポイントでマルコスが再び上位通過を試み、3位通過で1秒のボーナスタイムを確保。
このポイントがフィニッシュまで30kmで、メイン集団とのタイム差は依然5分以上。
十分なリードを得た先頭グループの逃げ切りが見えてきた。

快調に飛ばしてきた先頭の10人だったが、終盤の難所である4級山岳グロゴルで力の差が明白になった。
この頂上をマルコスが2位で通過すると、6人が先行する形でフィニッシュまでの下りを一気に攻める。
残る4人を置き去りにし、そのままフィニッシュまでの最後の直線へとやってきた。

6人によるステージ優勝争いのスプリント

そしてステージ優勝争いのスプリント。
6人による勝負でマルコスは4位。
トップ3までの付与されるボーナスタイムの確保は惜しくもならなかったものの、レース直前まで時間を要した移動の疲れを感じさせないアグレッシブな走りを実らせた。

ステージ4位で終えたマルコス・ガルシア

マルコスらのフィニッシュから4分22秒後、山本、椿、サルバドール、トマを含んだメイン集団がレースを完了。
こちらも大きなトラブルなく、大会初日を乗り切った。

椿大志は20位でフィニッシュ

これらの結果から、まずはマルコスが個人総合4位と上々の出足。
トップとは16秒差で、この先ハードな山岳ステージがまだまだ続くことを見れば、幸先のよい幕開けとなった。
また、この日だけで山岳ポイントを8点獲得し、山岳賞で首位に立った。
レース後のポディウムではポルカドットジャージに袖を通し、第2ステージでは山岳リーダージャージで出走することとなった。

第1ステージを終えて山岳賞首位に立ったマルコス・ガルシア

翌26日は、テガルドリモからバニュワンギまでの143.2kmによる第2ステージ。
終盤にこの大会の名所の1つである3級山岳パケルへ。
最大勾配12%、山岳ポイントを通過後も勾配10%を超える登坂や、舗装の粗い区間が待ち受けるなど、総合を争ううえで取りこぼしの許されない局面が待ち受けている。
インターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ・イジェン第1ステージ(133.2km)結果
1 マラルエルデネ・バトムンフ(モンゴル、トレンガヌ.INC・TSGサイクリングチーム) 3時間3分36秒
2 ロビー・ハッカー(オーストラリア、チームUKYO) +0秒
3 ジェシー・イワート(オーストラリア、チーム サプラサイクリング)
4 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team)
5 マイケル・ヴィンク(ニュージーランド、セントジョージコンチネンタル)
6 コルビン・ストロング(ニュージーランド、セントジョージコンチネンタル) +3秒
20 椿大志(KINAN Cycling Team) +4分22秒
24 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team)
31 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
33 山本元喜(KINAN Cycling Team)


個人総合
1 マラルエルデネ・バトムンフ(モンゴル、トレンガヌ.INC・TSGサイクリングチーム) 3時間3分19秒
2 ジェシー・イワート(オーストラリア、チーム サプラサイクリング) +10秒
3 ロビー・ハッカー(オーストラリア、チームUKYO) +11秒
4 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +16秒
5 マイケル・ヴィンク(ニュージーランド、セントジョージコンチネンタル) +17秒
6 コルビン・ストロング(ニュージーランド、セントジョージコンチネンタル) +19秒
20 椿大志(KINAN Cycling Team) +4分39秒
24 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team)
31 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
33 山本元喜(KINAN Cycling Team)


ポイント賞
1 マラルエルデネ・バトムンフ(モンゴル、トレンガヌ.INC・TSGサイクリングチーム) 26pts
5 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) 10pts

山岳賞
1 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) 8pts

チーム総合
1 セントジョージコンチネンタル 9時間15分13秒
4 KINAN Cycling Team +4分19秒
●選手コメント
・マルコス・ガルシア
「(ツール・ド・シアク終了からの中2日をほとんど休むことなく迎えたレース)難しい2日間を過ごした直後に、こうした結果が得られたことは本当にうれしい。チームにとってはとてもハードな1日だったが、しっかりと乗り切ることができた。みんなステージごとにコンディションがよくなっていくはずだ。

毎日攻撃的な走りを繰り返していくつもりだ。個人総合でよいポジションにつくことができ、第2ステージ以降はよりよいレースの組み立てができると思う。もちろん簡単なレースではないが、チャレンジあるのみだ」
※レポートはメディアリリースから

Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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