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KINAN CYCLING

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ツアー・オブ・ジャパン第7ステージ レポート

獲得標高3000m超のタフなコースでのサバイバルステージ
マルコスが逃げ、サルバドールが6位と見せ場を作る
●ツアー・オブ・ジャパン(UCIアジアツアー2.1)
第7ステージ 伊豆 122km

●KINAN Cycling Team出場選手
山本元喜
大久保陣
マルコス・ガルシア
サルバドール・グアルディオラ
トマ・ルバ
新城雄大
国内最大のステージレース、ツアー・オブ・ジャパンは5月25日に第7ステージを行い、KINAN Cycling Teamは、マルコス・ガルシアがレース前半に形成された逃げグループでレースを進行。
逃げ切りはならなかったが、代わって勝負に出たサルバドール・グアルディオラが小集団でのスプリントに挑み6位。
前日の悔しさを乗り越えて迎えたリスタートの1日で見せ場を作った。

ウォーミングアップ中のマルコス・ガルシア

熱戦が繰り広げられている大会は、残り2ステージ。
この日は日本サイクルスポーツセンターを中心とする12.2kmのコースを10周回。
終始厳しいアップダウンが連続し、獲得標高は3000mを超える。
最終日となる翌日の第8ステージは東京での平坦なレイアウトのため、コースの難易度的にはこの日が最後の難関となる。

富士山を上った前日の第6ステージでは、中盤まではメイン集団をコントロールするなど着実にレースを構築していったが、ライバルたちの力勝負に一歩及ばず上位進出はならなかった。
これを受けて、残る2ステージはステージ優勝狙いに切り替え。
第7ステージは序盤から積極的に仕掛けて、勝負できる状況を作り出すことを確認した。

スタートしていく新城雄大と山本元喜

レースは、各チームの思惑が交錯しスタート直後から出入りの激しいものとなった。
散発するアタックの中から、山本元喜が前方をうかがう場面も見られるが、集団はこれを容認しない。
それからは、数人の飛び出しにマルコスが対応し、数回にわたって逃げグループの形成を狙う。

その一方で、2周目に入る頃にはハードな動きの繰り返しにプロトンが完全に崩壊。
KINAN勢はマルコスとサルバドール・グアルディオラがメイン集団に残る形となり、次々と発生する仕掛けを見定めていった。

集団から飛び出したマルコス・ガルシア

逃げが決まったのは3周目。
数人の飛び出しにマルコスがジョインし、さらに1人、また1人と合流。
最大で10人となったところから1人が先行を開始し、マルコスたちは追走グループでレースを進めることに。
この形勢が長く続き、一時は単独逃げと追走グループとの差は約2分、さらに約2分差でサルバドールが待機するメイン集団という構図となった。

伊豆ベロドローム前を通過していく選手たち

戦況が変化したのは、7周目から。
マルコスを含む追走グループがペースを上げて人数を絞り込んでいくと、同時に単独先頭との差が縮小傾向となる。
タイム差はあっという間に縮まり、次の周回で吸収に成功。
タイミングを同じくして、メイン集団でも前後2つに割れ、前方が総合上位の選手を多く含んだ精鋭グループとなる。
サルバドールもここに加わり、終盤を迎えることになった。

メイン集団でレースを進めるサルバドール・グアルディオラ

先頭グループでは、後続とのタイム差が縮まっていることを嫌ってアタックの応酬に。
マルコスも強力な攻撃を見せるが、抜け出すところまでは至らない。
勢いに勝ったメイン集団が9周目に先頭グループに追いつくと、これに合わせるかのようにして1人がアタック。
集団はこれを容認するとともに、総合上位陣同士の探り合いへと変化していく。
そのまま最終周回の鐘を聞くこととなった。

最終周回を迎えるサルバドール・グアルディオラとマルコス・ガルシア

トップと集団とのタイム差は50秒ほどに開いたが、集団でも上り区間を中心に攻撃があり、ペースが上がる。
サルバドールも飛び出しを図る場面があり、残り少ないチャンスに賭ける。
しかし、決定打は生まれず、先頭の独走が決まった。

6位でフィニッシュするサルバドール・グアルディオラ

ステージトップのフィニッシュから11秒後、少人数となったメイン集団がフィニッシュへ。
なだれ込むようにしてサルバドールも飛び込み、6位でステージを終えることに。
レース前半から果敢な姿勢が光ったマルコスは11位でフィニッシュラインを通過した。

マルコス・ガルシアは11位でフィニッシュ

例年に違わずサバイバルなステージとなったが、新城雄大、山本元喜、大久保陣も無事に走り切り、翌日へ駒を進めた。
なお、トマ・ルバは体調と今後のレースプログラムを勘案し、レースから離脱している。

大会はいよいよ最終日。
目的地・東京に到達する。
第8ステージは、パレードスタート後に大井埠頭内の7kmコースを16周回する112kmで争われる。
オールフラットなレイアウトで、スプリンターが主役となるハイスピードレースとなることが予想される。
そして、このステージをフィニッシュすると総合成績が確定。
8日間にわたる大阪から東京までの旅はフィナーレを迎える。
ツアー・オブ・ジャパン第7ステージ(122km)結果
1 パブロ・トーレス(スペイン、インタープロサイクリングアカデミー) 3時間35分58秒
2 ベンジャミン・ヒル(オーストラリア、リュブリャナ・グスト・サンティック) +11秒
3 ホセヴィセンテ・トリビオ(スペイン、マトリックスパワータグ)
4 フランシスコ・マンセボ(スペイン、マトリックスパワータグ)
5 アダム・トーパリック(チェコ、チーム ザワーランド・NRW)
6 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team)
14 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +1分16秒
36 新城雄大(KINAN Cycling Team) +14分25秒
57 山本元喜(KINAN Cycling Team) +20分51秒
76 大久保陣(KINAN Cycling Team) +29分42秒
DNF トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)


個人総合
1 クリス・ハーパー(オーストラリア、チーム ブリッジレーン) 17時間26分56秒
2 ベンジャミ・プラデス(スペイン、チームUKYO) +40秒
3 ホセヴィセンテ・トリビオ(スペイン、マトリックスパワータグ) +51秒
4 フランシスコ・マンセボ(スペイン、マトリックスパワータグ) +1分2秒
5 ドリュー・モレ(オーストラリア、トレンガヌ.INC・TSGサイクリングチーム) +1分29秒
6 サム・クローム(オーストラリア、チームUKYO) +2分3秒
19 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +7分52秒
22 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) +13分14秒
58 山本元喜(KINAN Cycling Team) +1時間5分40秒
67 新城雄大(KINAN Cycling Team) +1時間21分15秒
76 大久保陣(KINAN Cycling Team) +1時間57分8秒


ポイント賞
1 フェデリコ・ズルロ(イタリア、ジョッティ・ヴィクトリア・パルマー) 67pts
17 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) 19pts
18 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) 16pts


山岳賞
1 フィリッポ・ザッカンティ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ) 33pts
17 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) 3pts

チーム総合
1 チームUKYO 52時間28分50秒
8 KINAN Cycling Team +41分10秒
●選手コメント
・マルコス・ガルシア
「逃げグループでレースを展開するところまではできたが、自分がマークされていることは実感していた。その中でわずかなチャンスに賭けていたが、勝利はかなわなかった。

(最終日は東京での平坦ステージ)さすがに自分がスプリントをすることはないね(笑)。集団スプリントでのステージ優勝争いになると思うので、(大久保)陣での勝利を目指して走ることになる」
・サルバドール・グアルディオラ
「今日からは新たなレースの気持ちで挑んだ。序盤からアタックが次々とあり、そうした中からマルコスが逃げグループに加わることができた。自分はリーダージャージ(クリス・ハーパー選手)の近くを走ることになったが、終盤に1人が飛び出してからは追走を何度か試みた。結果的に小集団スプリントでステージ上位を争う形になったが、ベストは尽くした。

明日もステージ優勝の可能性を探っていくことになる。勝機がめぐってくるよう、アタックを繰り返したい。スプリントになれば、(大久保)陣でトライしていくことになる。勝つためにみんなで全力を尽くしたい」
Rider's specifications

Tire: IRC TIRE FORMULA PRO
Sensor Pad: AIRFIT
Frame: YONEX CARBONEXHR & AEROFLIGHT
Wear: Champion System
Wheel: FULCRUM Racing Speed 40T & 55T
Helmet & Eyeware: uvex
Foods: ATHLETUNE, POWERBAR
Chemicals: WAKO'S
UV care: Aggressive Design
Sports Aroma: Igname Sports Aroma
Trainer: MINOURA HYBRID ROLLER FG540 & HYBRID ROLLER FG220
Shoes: NORTHWAVE
Conditioning: KT TAPE
Insole: La NICO CUSTOM INSOLE
※レポートはメディアリリースから

Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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