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KINAN CYCLING

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ツアー・オブ・ジャパン第3ステージ レポート

大歓声に包まれたツアー・オブ・ジャパン第3ステージ
多くの後押しを受けて残りステージでの上位進出を誓う
●ツアー・オブ・ジャパン(UCIアジアツアー2.1)
第3ステージ いなべ 127.0km

●KINAN Cycling Team出場選手
山本元喜
大久保陣
マルコス・ガルシア
サルバドール・グアルディオラ
トマ・ルバ
新城雄大
KINAN Cycling Teamにとって、大切な1日となった5月21日。
ツアー・オブ・ジャパン第3ステージ、ホームタウンであるいなべでのステージ優勝をかけた戦いは、マルコス・ガルシアのステージ8位がチーム最上位。
毎年目標としている「いなべステージ優勝」は来年以降にお預けとなったが、大歓声を受けた選手たちは、今後のステージで上位浮上を約束。
頂点を極めた昨年の再現を果たすことを誓い、大会3日目を終えた。

スターティングセレモニーを控えた6選手

いなべステージは三岐鉄道北勢線・阿下喜駅からのパレードスタートののち、ワンウェイルートを経ていなべ市梅林公園を基点とする14.8kmの周回ルートへ。
8周するサーキットは、前半に通称「いなベルグ」と呼ばれる、最大勾配17%の激坂が登場。
そのまま、鈴鹿山脈が一望できる山岳ポイントへ一気に駆け上がる。
周回半ばには名物の下り「いなべヘアピン」が、終盤には急坂区間が待ち受ける難コース。
例年、有力選手間でもフィニッシュ時にはタイム差がつく、大会前半の重要ステージにも位置付けられる。

選手を代表して山本元喜があいさつ

KINAN Cycling Teamは2ステージを終えて、マルコス・ガルシア、サルバドール・グアルディオラ、山本元喜の3選手が上位が見える位置につける。
迎えるいなべでのホームステージへはもちろん、ステージ優勝を狙ってスタートラインにつく。
前夜のミーティングでもその旨を確認し、一丸になって戦うことを誓った。

パレードスタートする選手たち

レースは序盤から激しい出入りの連続。
数人単位の逃げグループがたびたび形成されるが、メイン集団の容認は得られない。
周回コースに入った直後に山本元喜が他の2選手とともに先行するが、上り区間で集団へと引き戻される。
その後の下り区間で有力選手を含む7人のグループが先を急いだが、ここはKINAN勢のペーシングで追走。
約30秒まで開いたタイム差をあっという間に縮めて、レースをふりだしに戻した。

先頭でいなベルグを上るトマ・ルバ

2周目のいなベルグでトマ・ルバが先頭に立って逃げを試みるが、これは失敗。
その後均衡が破られ、1人が飛び出したのを集団は静観。
もう1人の抜け出しも容認すると、レースは落ち着きを見せる。
2選手が先行し、集団が2分30秒前後のタイム差で推移する情勢がしばらく続いた。

集団前方に位置するトマ・ルバとサルバドール・グアルディオラ

この間、メイン集団をコントロールしたのはKINAN勢。
トマに加え、大久保陣、新城雄大が先頭との差を射程圏にとどめる。
レース中盤以降はトマと山本が集団のペースアップを担い、徐々にその差を縮めていく。
残り2周に入って追撃ムードがさらに高まると、山本の強力な牽引で先頭との差は30秒に。
この段階で山本は役割を果たし、残り1周を前にマルコス、サルバドール・グアルディオラを集団前方へと送り出した。

レース終盤、集団前方に位置するマルコス・ガルシア

迎えた最終周回。いなベルグを起点にアタックの応酬が始まると、マルコスとサルバドールも攻撃のチャンスをうかがっていく。
周回の半ばで2人が飛び出しリードを開始すると、牽制気味になったメイン集団を尻目にその差を広げていく。
集団の追い上げは、最後の急坂が待ち受ける残り1周で加熱。
最大で約25秒あった先頭2人との差が一気に縮まっていく。マルコスとサルバドールも前方に位置して上位争いに加わった。

集団前方で新たな動きに備えるサルバドール・グアルディオラ

逃げと集団とのタフな駆け引きは、逃げを狙った2選手に軍配。
両者によるマッチスプリントに続くこと16秒、マルコスとサルバドール入ったメイン集団がフィニッシュラインを通過。
マルコスは11位、サルバドールは17位。最終局面までの集団牽引で貢献したトマは53位。
山本、大久保、新城もフィニッシュラインを通過し、ステージを終えた。

ステージ11位でフィニッシュしたマルコス・ガルシア

ホームのいなべでの勝利を誓って臨んだチームだったが、ここ数年来の悲願達成はならなかった。
選手たちは一様に悔しさをにじませたが、見据える先は昨年に続く総合での好成績の再現。
気持ちを切り替え、より大きなターゲットに向かって戦っていくことを決意した。

なお、3ステージを終えての個人総合成績では、マルコスが23位。
トップからは33秒差。
同タイムでサルバドールも25位につけている。
■選手・スタッフがレース後にステージに登壇 大歓声を受ける

前回大会のいなべステージを終えた段階から、同市ではこの日に向けた準備が進められてきた。
その間、KINAN Cycling Teamもイベント参加や小学校での自転車安全教室、保育園訪問など、あらゆる形で関連事業に参画。
選手・スタッフにとっても、いなべ市への思いは日増しに強まっている。

レース後のステージに登壇。ホームステージでの応援に感謝

パレードスタート地点の阿下喜駅では、選手を代表して山本元喜があいさつ。
メンバー6人が最前列に並び、日頃の応援の感謝を伝えたほか、いなべステージ、そしてツアー・オブ・ジャパン全体での活躍を約束。
また、主会場であるいなべ市梅林公園にはKINAN Cycling Teamやサプライヤー企業による出展ブースが設置され、イベントより華やかなものに。
KINAN Cycling Teamブースでは山本大喜が販売役を務めたほか、ブラッキー中島さん主宰のウィーラースクールには椿大志と雨乞竜己が講師として参加するなど、選手たちもあらゆる形で貢献。

チームを代表してマイクを持った加藤康則ゼネラルマネージャー

そして、レース後には選手・スタッフがステージに登壇。
大観衆に応援への感謝を伝えた。マイクを執った加藤康則ゼネラルマネージャーが、「総合優勝を狙って戦っていく」と宣言すると、ファンから大きな歓声が起こった。
最後は、選手・スタッフがファンのもとへ寄り記念撮影。
鳴りやまぬ拍手の中、チームは次なる戦いの地である美濃へと向かった。

「ALLEZ KINAN」の掛け声とともに観客との記念撮影

22日に行われる第4ステージは、岐阜県美濃市・うだつの上がる町並みをパレードスタート後、21.3kmのコースを6周回。
139.4kmのレースは、山岳ポイントが設定される半道坂をのぞけばおおむねフラットなレイアウト。
スプリンターの出番となるハイスピードレースとなるのが慣例だ。
ツアー・オブ・ジャパン第3ステージ(127km)結果
1 ベンジャミン・ヒル(オーストラリア、リュブリャナ・グスト・サンティック) 3時間18分34秒
2 アダム・トーパリック(チェコ、チーム ザワーランド・NRW) +0秒
3 オールイス・アウラール(ベネズエラ、マトリックスパワータグ) +13秒
4 窪木一茂(チーム ブリヂストンサイクリング)
5 ベンジャミ・プラデス(スペイン、チームUKYO)
6 フェデリコ・ズルロ(オーストラリア、ジョッティ・ヴィクトリア・パルマー)
11 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +16秒
17 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team)
53 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +52秒
68 山本元喜(KINAN Cycling Team) +8分45秒
77 大久保陣(KINAN Cycling Team) +14分17秒
81 新城雄大(KINAN Cycling Team)


個人総合
1 ベンジャミン・ヒル(オーストラリア、リュブリャナ・グスト・サンティック) 6時間3分10秒
2 エイデン・トゥーベイ(オーストラリア、チーム ブリッジレーン) +1秒
3 アダム・トーパリック(チェコ、チーム ザワーランド・NRW) +2秒
4 入部正太朗(シマノレーシング) +9秒
5 オールイス・アウラール(ベネズエラ、マトリックスパワータグ) +15秒
6 窪木一茂(チーム ブリヂストンサイクリング) +18秒
23 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +33秒
25 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team)
51 山本元喜(KINAN Cycling Team) +9分11秒
58 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +10分4秒
80 新城雄大(KINAN Cycling Team) +23分36秒
88 大久保陣(KINAN Cycling Team) +38分3秒


ポイント賞
1 窪木一茂(チーム ブリヂストンサイクリング) 35pts
14 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) 13pts
25 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) 1pts


山岳賞
1 フィリッポ・ザッカンティ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ) 16pts

チーム総合
1 チーム ブリッジレーン 18時間10分34秒
10 KINAN Cycling Team +1分11秒
●選手コメント
・サルバドール・グアルディオラ
「ハードなステージだったが、上りを中心にチームは素晴らしい働きができた。ホームステージでの勝利はできなかったが、総合成績をキープできたし、マルコスも調子が良いところを見せている。昨年に続くグリーンジャージ(リーダージャージ)の獲得は可能だと思っている。

レース全体を通して、トマがうまくコントロールしてくれたし、みんなよい働きをしてくれた。(最終周回について)レース終盤は特にアタックへの対応が難しかったが、2選手が先行していることを見ながら、結果的に総合成績を意識したレースの終え方になった。

個人的には調子のよさを感じている。毎日体調を見ながらのレースになるが、脚の状態が良いので、ハードなレースにも対応できると思う。明日も総合成績を意識しながらレースを進めることになる。スプリント勝負になる可能性が高いが、しっかり走り切りたい」
Rider's specifications

Tire: IRC TIRE FORMULA PRO
Sensor Pad: AIRFIT
Frame: YONEX CARBONEXHR & AEROFLIGHT
Wear: Champion System
Wheel: FULCRUM Racing Speed 40T & 55T
Helmet & Eyeware: uvex
Foods: ATHLETUNE, POWERBAR
Chemicals: WAKO'S
UV care: Aggressive Design
Sports Aroma: Igname Sports Aroma
Trainer: MINOURA HYBRID ROLLER FG540 & HYBRID ROLLER FG220
Shoes: NORTHWAVE
Conditioning: KT TAPE
Insole: La NICO CUSTOM INSOLE
※レポートはメディアリリースから

Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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