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KINAN CYCLING

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マルコス2位&サルバ3位! ツアー・オブ・タイランド 第3ステージ レポート

今大会最長にして最難関ステージ
マルコスとサルバドールが猛攻で2位と3位を占める
●プリンセス・マハ・チャクリ・シリントーンズカップ “ツアー・オブ・タイランド”(UCIアジアツアー2.1)
第3ステージ ナーン〜ドイ プー カー~ナーン 197.2km

●KINAN Cycling Team出場選手
山本元喜
マルコス・ガルシア
サルバドール・グアルディオラ
トマ・ルバ
中島康晴
新城雄大
UCIアジアツアー2.1クラス「ツアー・オブ・タイランド」は、4月3日に第3ステージを実施。
今大会最長にして最難関の山岳ステージでKINAN Cycling Teamは、マルコス・ガルシアをステージ2位、サルバドール・グアルディオラを同3位に送り込んだ。
マルコスはレース中盤の山岳区間から単独追走を試みたほか、終盤にメイン集団からの飛び出しに成功。
サルバドールもフィニッシュを目前に攻撃を決めて上位進出を固めた。

この日もシリントーン王女のサイクリング写真に向かって挨拶から始まる

大会は中盤戦へと突入。
第3ステージは、ナーンからドイ プー カーを経由してナーンへと戻ってくる197.2km。
今大会で最もレース距離の長いステージとなる。

コースはしばらく北上したのち、隣国ラオスとの国境の山岳地帯へ。
レース中盤に3つのカテゴリー山岳が立て続けに登場。
なかでも2つ目の上りは頂上が標高1735mで、今大会の最高標高地点となる。
勾配にして10%前後の登坂が続くほか、いずれの山岳も頂上からのダウンヒルがテクニカル。
舗装の荒れや仮設橋の通過もあり、登坂力とともにバイクテクニックも試される。

3つのカテゴリー山岳をすべて終えると、フィニッシュまでは約70km。
その間も大小さまざまなアップダウンが連続し、場所によっては急坂となる箇所も。
激しいレースになればなるほど、プロトンが崩壊する可能性が高まるクイーンステージだ。

スタートセレモニーで紹介を受ける選手たち

KINAN Cycling Teamはここまで2日間、プロトン内で存在感を発揮。
メイン集団をコントロールする時間が長く、第1ステージ、第2ステージともにレースを活性化させることに成功。
そして、今大会で最も重要とされる1日を迎えた。

現地時間午前9時に始まったレースは、しばしのパレード走行の後リアルスタート。
この日最初の動きからKINAN勢は積極性を見せる。
まず、山本元喜が10人ほどの飛び出しに合わせると、追う形で新城雄大も合流。
複数の選手を送り込んだチームが多かったこともあり、大人数の先頭グループがレースをリードした。

先頭グループでレースを進行する山本元喜

先頭グループとメイン集団との差は1分台でしばらく推移したが、山岳が近づき上り基調にレイアウトが変化するとタイム差が少しずつ拡大傾向になっていく。
スタートから75kmほどでいよいよ山岳区間へと入っていった。

レース前半を快調に飛ばした先頭グループだったが、山岳に入ると登坂力の差が表れ始める。
4選手が先行するが、山本と新城は一定のリズムを刻みながら進行。
メイン集団も上りを進むにつれてメンバーが精鋭に絞られ、それまでレース前方を走っていた選手たちを1人、また1人とキャッチ。
マルコスやサルバドール、トマ・ルバはメイン集団内をキープし、やがて先行していた山本と新城に合流。
山岳ポイントを前に新城が役目を終えて後方へと下がったが、4選手がメイン集団に位置して1つ目の山頂を通過した。

メイン集団の先頭に立って上りをこなすトマ・ルバ

続く2つ目の山岳に入る段階で、メイン集団より前を走るのは4選手。
いずれも序盤から逃げを試みている選手たち。
集団はメンバーをさらに絞っていきながら、前を行く選手たちを追っていく。
そして、この上りでマルコスがレースを動かす。

頂上を目前に単独でアタックを決めると、そのまま追撃を開始。
先行していた1人をパスし、さらに前を行く選手たちも射程圏内に。
トップからは約3分差でこの上りをクリア。
サルバドールとトマはメイン集団に待機し、マルコスから約2分差で頂上へと到達した。

単独追走を試みるマルコス・ガルシア

ペースを上げるマルコスは先行していたうちの1人に下りで合流。
前方に残すのは2選手として、3つ目のカテゴリー山岳へと入っていく。
10%を超えようかという急坂を攻めて2番手とのタイム差を縮めると、その先に控えた長短あらゆるアップダウンを利用して合流を果たす。
ここからは3選手による追走グループとなり、先頭ライダーを追う態勢へと入っていった。

山岳で着々と順位アップするマルコス・ガルシア

一方で、この日すべての山岳を越えたメイン集団も下りとその先の平坦区間で活性化。
約10人が前方を目指してスピードアップを図る。
しばし共にしていた2人を引き離して単独追走の形に入っていたマルコスは、勢いを増すメイン集団へと戻ることに。
これによって、KINAN勢は再び3選手でレース終盤の組み立てを図ることになった。

レース後半の下りから平坦にかけて勢いを増したメイン集団。トマ・ルバとサルバドール・グアルディオラが後方待機し次なる展開に備える

その矢先、スコールによって路面が濡れ、滑りやすい状態となったところで大規模なクラッシュが発生。
マルコスは免れたものの、サルバドールとトマが落車。
いずれの選手もすぐに立ち上がりレースへと戻ったが、追撃ムードに水を差す格好になってしまう。

だが、そんな空気を払拭すべく動いたのはまたもマルコス。
フィニッシュまで約15kmのところで単独アタックに成功。
ここからはサルバドールとトマが他選手のチェックに入り、さらなる攻撃を許さない。

結果的に、序盤から逃げていた選手が後続の争いをかわして独走勝利。
それからしばらくして、1日を通して攻めの姿勢を貫いたマルコスが1人でフィニッシュへと現れ、ステージ2位を確保。
さらには、残り距離が少なくなったところからサルバドールもアタックを成功させ、ステージ3位に。
続くメイン集団ではトマがレースを終えた。

再三のアタックでステージ2位を確保したマルコス・ガルシア

これらの結果により、総合成績は大きくシャッフル。
マルコスとサルバドールはステージ順位と同じく、個人総合2位と3位に浮上。
トマも7位につける。
また、このステージで逃げからレースを構築した山本と新城、メイン集団に待機しマルコスらのサポートに努めた中島康晴もフィニッシュラインを通過し、次のステージへと駒を進めている。
なお、サルバドールとトマに加え、中島もレース中に落車に見舞われたが、三者いずれも大事には至っておらず、レースを続行する。

走り終えたマルコス・ガルシアとサルバドール・グアルディオラがレースを振り返る

続く第4ステージも山岳を越えるコースレイアウト。
レース前半に2カ所のカテゴリー山岳を通過。
さらに後半には山岳にカテゴライズされない上りも待ち受ける。
フィニッシュまでの約45kmは下りと平坦となり、レース展開次第では終盤にかけてスピードアップすることも考えられる。
KINAN Cycling Teamとしては、総合成績での上位進出を最優先としながら、ステージ優勝にもフォーカスして攻撃的に走ることを意識していく。
ツアー・オブ・タイランド第3ステージ(197.2km)結果
1 ライアン・カバナフ(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) 5時間48分21秒
2 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +4分49秒
3 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) +5分53秒

4 ジュン・ウホ(韓国、ソウルサイクリングチーム) +6分16秒
5 ライアン・トーマス(オーストラリア、ドラパック・キャノンデール) +6分22秒
6 コルビン・ストロング(ニュージーランド、セントジョージコンチネンタル)
8 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
38 新城雄大(KINAN Cycling Team) +38分34秒
41 山本元喜(KINAN Cycling Team)
66 中島康晴(KINAN Cycling Team) +44分51秒


個人総合成績
1 ライアン・カバナフ(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) 13時間47分15秒
2 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +4分55秒
3 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) +6分1秒

4 ジュン・ウホ(韓国、ソウルサイクリングチーム) +6分28秒
5 コルビン・ストロング(ニュージーランド、セントジョージコンチネンタル) +6分34秒
6 マルセロ・フェリペ(フィリピン、セブンイレブン・クリック・エアー21)
7 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
41 山本元喜(KINAN Cycling Team) +38分46秒
43 新城雄大(KINAN Cycling Team)
52 中島康晴(KINAN Cycling Team) +45分3秒


スプリント賞
1 ジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ) 29pts
6 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) 17pts
7 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) 14pts
12 中島康晴(KINAN Cycling Team) 12pts


山岳賞
1 ライアン・カバナフ(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) 53pts
4 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) 22pts
7 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) 12pts
9 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) 8pts


チーム総合
1 セントジョージコンチネンタル 41時間35分5秒
2 KINAN Cycling Team +4分20秒
●選手コメント
・マルコス・ガルシア
「勝つことができず悔しい。実のところ、2位だったことはフィニッシュ後に知った。ただ、チームは素晴らしい働きだったし、これを続けていけばきっと勝てる日がやってくると思う。

個人総合2位というポジションは決して悪くはない。ただ、やはり勝つことができれば最高だから、できる限りチャレンジは続けていきたい」
・サルバドール・グアルディオラ
「ステージ3位はハッピーだ。チームとして勝利に近づけたこともうれしいし、さらなるトライへ気持ちが高まった。残り3ステージもよい結果を求めて全力を尽くしたい」
Rider's specifications

Tire: IRC TIRE FORMULA PRO
Sensor Pad: AIRFIT
Frame: YONEX CARBONEXHR & AEROFLIGHT
Wear: Champion System
Wheel: FULCRUM Racing Speed 40T & 55T
Helmet & Eyeware: uvex
Foods: ATHLETUNE, POWERBAR
Chemicals: WAKO'S
UV care: Aggressive Design
Sports Aroma: Igname Sports Aroma
Trainer: MINOURA HYBRID ROLLER FG540 & HYBRID ROLLER FG220
Shoes: NORTHWAVE
Conditioning: KT TAPE
Insole: La NICO CUSTOM INSOLE
※レポートはメディアリリースから

Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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