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KINAN CYCLING

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ツール・ド・とちぎ 第3ステージ レポート

ツール・ド・とちぎが閉幕
最後まで攻めたチームは山本大喜の個人総合28位が最高
●ツール・ド・とちぎ(UCIアジアツアー2.2)
第3ステージ JR烏山駅(那須烏山市)〜足利市総合運動公園(足利市) 150.5km

●KINAN Cycling Team出場選手
山本元喜
椿大志
山本大喜
雨乞竜己
荒井佑太
栃木県内各所で開催されたUCIアジアツアー「ツール・ド・とちぎ」は、3月24日に最終の第3ステージを迎えた。
この日のレースは県東部の那須烏山市をスタートし、県内を東西に横断しながら足利市にフィニッシュする150.5kmのラインレース。
チームは逃げ切り勝利を狙って前半から積極的に展開。
山本元喜が生み出した逃げグループは、レース距離のおおよそ半分にあたる70kmにわたりリードを続けたが、後半の山岳ポイントで吸収。
結果的にステージは山本大喜の15位がチーム最上位。
個人総合でも山本大の28位が最高だった。

最終ステージは晴れ渡る空のもと那須烏山市をスタート

前日の第2ステージまでを終え、個人総合は5秒差に10名の選手がひしめき合う大混戦。
第3ステージは最初の中間スプリントポイントが28km地点に設定されており、上位チームがボーナスタイムを狙ってくる可能性が高いと見られた。
続く82.6km地点と115.8km地点には山岳賞ポイントが置かれ、特に2回目の山岳はステージ最大かつ最後の勝負どころになると予想された。
さらには、128km地点に2回目の中間スプリントポイントが控える。
ここを通過すると、フィニッシュまでは残り22.5km。

選手たちが集中を高めていく

第2ステージまでを終えて、KINAN Cycling Teamは山本元の個人総合34位がチーム最上位。
トップからは18秒差とするが、例年僅差の勝負となるこの大会においては、そう簡単に逆転できるタイム差とは言い難い。
この局面を打開するべく、最終ステージは「逃げ切り」での勝負に賭けた。

スタッフ陣の表情にも気合がこもる

リアルスタート直後にまずは椿大志のファーストアタック。
ここから椿と山本元が全てのアタックに反応し、自らも攻撃を繰り返す。
だが、中間スプリントを狙う上位チームの厳しいチェックにあい、再三のアタックは実らない。

レース序盤、逃げを狙いアタックを繰り出す椿大志

この日1つ目の中間スプリントポイントを過ぎ、横風区間となった40km付近。
散発的なアタック合戦から山本元が逃げ出しに成功。
6名の逃げグループとなって残り110kmの逃げ切りを目指す。
総合上位チームがメイン集団をコントロールし、逃げ集団との差を1分前後に保ちながら安定したレースが進んでいった。

作戦通り逃げグループを作り出した山本元喜

1回目の山岳賞ポイントを通過し、レースが再び動き出したのは115.8km地点に設置された2回目の山岳賞ポイント手前。
山岳賞を確実にしたいオリヴァース・リアル・フード・レーシングがメイン集団のペースアップを図ると、瞬く間に山本元らの逃げグループとの差が縮まっていく。
2つ目の山岳の上りに入りメイン集団がさらに活性化すると、ここから11人の選手が先行。
山本元らをパスし、11選手がそのまま頂上を通過していった。

2回目の山岳賞ポイントの上りに向けて山本大喜を守る

タイミングを同じくて、KINAN Cycling Teamはチーム全体で山本大を集団前方に引き上げていく。
しかし、山岳ポイント通過後の下りで集団内にクラッシュが発生。
この影響を受けた椿と雨乞竜己が脱落。さらに、70kmにわたる逃げで力を費やした山本元も後方へ。
さらには、レース最終盤に向けて集団に待機していた山本大も、先行した11人の動きが見えておらず、メイン集団に取り残されてしまう。
この後、山本大は単独で先頭グループへのブリッジを試みたが、追いつくことはできなかった。

個人総合上位の選手が複数含まれていた先頭グループは、勢いを増してそのままフィニッシュへと突き進んだ。
逆転での上位進出を狙った山本大は結果的に集団でのフィニッシュとなり、15位でレースを終えた。

チーム最上位は山本大喜の15位

3日間の戦いを終え、個人総合成績は山本大の総合28位がチーム最上位。
クラッシュ後にレース復帰し完走した雨乞が総合50位、初のステージレースに参戦した荒井は総合70位で終えた。
大会を通じて逃げへのトライを繰り返した山本元と、落車の影響を受けた椿はリタイアしている。

今大会でUCIポイントの獲得を目指したKINAN Cycling Team。
背水の陣となった最終ステージは、前夜のミーティングで選手たちが決めた「逃げ切り」というオール・オア・ナッシングの戦いに挑んだ。
成功には至らずも、戦う姿勢は崩さずレースを終えた。また、第2・第3ステージでスプリントに挑んだ山本大は、総合成績を大きく動かす可能性のあったこの日最終盤の先頭グループに加われなかったことを強く悔やんでいた。
こうした姿勢と、3ステージを通じて得た収穫・反省を今後長く続くシーズンへの糧にすることを選手たちは誓っている。

ファンを交え選手・スタッフが記念撮影

ツール・ド・とちぎ第3ステージ(150.5km)結果
1 レイモンド・クレダー(オランダ、チームUKYO) 3時間35分27秒
2 オールイスアルベルト・アウラール(ベネズエラ、マトリックスパワータグ) +0秒
3 岡篤志(宇都宮ブリッツェン)
4 パク・サンホン(韓国、LXサイクリングチーム)
5 アレイクセイス・サラモティンス(ラトビア、インタープロサイクリングアカデミー)
6 オルヌ・バルカン(トルコ、サルカノ・サカリヤ・BBチーム)
15 山本大喜(KINAN Cycling Team) +1分10秒
50 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +4分36秒
71 荒井佑太(KINAN Cycling Team) +6分58秒
DNF 山本元喜(KINAN Cycling Team)
DNF 椿大志(KINAN Cycling Team)


個人総合成績
1 レイモンド・クレダー(オランダ、チームUKYO) 6時間17分33秒
2 オールイスアルベルト・アウラール(ベネズエラ、マトリックスパワータグ) +2秒
3 ベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、チーム サプラサイクリング) +7秒
4 岡篤志(宇都宮ブリッツェン) +13秒
5 アレイクセイス・サラモティンス(ラトビア、インタープロサイクリングアカデミー) +14秒
6 フランシスコ・マンセボ(スペイン、マトリックスパワータグ) +21秒
28 山本大喜(KINAN Cycling Team) +1分42秒
50 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +5分16秒
70 荒井佑太(KINAN Cycling Team) +9分47秒


ポイント賞
1 レイモンド・クレダー(オランダ、チームUKYO) 51pts
12 山本大喜(KINAN Cycling Team) 11pts

山岳賞
1 アンガス・ライオンズ(オーストラリア、オリヴァーズリアルフードレーシング) 14pts

チーム総合
1 マトリックスパワータグ 18時間53分32秒
13 KINAN Cycling Team +13分20秒
●選手コメント
・山本元喜
「今日の最終ステージは逃げないと話にならないことは分かっていた。序盤から動き続けた結果、逃げグループ形成までに脚を使いすぎてしまい、2回目の山岳では消耗しきってしまっていた。

前夜に予想していたレース展開とは状況が少し異なり、もし集団内でレースを進めていれば…との思いはあるが、チーム全員でプランを立て、挑戦して、その通りうまく逃げることができたという点では、失敗こそしたが納得はしている。この失敗を経験として必ず次に生かしていこうと思う」
・山本大喜
「途中までは良い展開で、2回目の山岳ポイントの麓ではチーム全体で前に上げてもらうことができていた。チームメートのおかげで理想的な形で集団前方に位置取ることができていたのに…つながっていると思っていた集団が割れていて、先頭グループが形成されていたことに気づけなかったのが最大の敗因。とにかく悔しい、それに尽きる」
Rider's specifications

Tire: IRC TIRE FORMULA PRO
Sensor Pad: AIRFIT
Frame: YONEX CARBONEXHR & AEROFLIGHT
Wear: Champion System
Wheel: FULCRUM Racing Speed 40T & 55T, 80T
Helmet & Eyeware: uvex
Foods: ATHLETUNE, POWERBAR
Chemicals: WAKO'S
UV care: Aggressive Design
Sports Aroma: Igname Sports Aroma
Trainer: MINOURA HYBRID ROLLER FG540 & HYBRID ROLLER FG220
Shoes: NORTHWAVE
Conditioning: KT TAPE
Insole: La NICO CUSTOM INSOLE
※レポートはメディアリリースから

Report, Photos: Kensaku SAKAI, Satoru KATO
Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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