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KINAN CYCLING

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ツール・ド・とちぎ 第2ステージ レポート

ツール・ド・とちぎ第2ステージは集団スプリントで決着
スプリントに挑んだ山本大喜が6位フィニッシュ
●ツール・ド・とちぎ(UCIアジアツアー2.2)
第2ステージ 矢板市・道の駅やいた周辺コース 119km

●KINAN Cycling Team出場選手
山本元喜
椿大志
山本大喜
雨乞竜己
荒井佑太
KINAN Cycling Teamが参戦しているUCIアジアツアー「ツール・ド・とちぎ」は3月23日に第2ステージを実施。
全長114.6kmの周回コースで争われた。
レース中盤から終盤にかけて逃げ続けた先頭集団には椿大志が加わり、スプリントにゆだねられたステージ優勝争いには山本大喜が参戦。
6位でのフィニッシュとなった。

前日の個人タイムトライアルを終え、チームの最上位は山本元喜の36位。
追う立場となったKINAN Cycling Teamだが、チーム全員の調子は良く、UCIポイントの獲得を目指して総合順位を上げるべく、この日の第2ステージを迎えた。

第2ステージは矢板市の「道の駅やいた」周辺に設定された14.8kmの周回コースを8周回するレース。
2・4・6周回目にそれぞれ山岳ポイントと中間スプリントポイントが設定。
山岳ポイントへの上りは登坂距離が短く、斜度も緩いため、平地系の選手でも十分に対応できるレベル。
頂上からの約1kmの道幅が狭いうえ、コーナーが連続。
逃げグループの形成や、終盤の重要局面となる可能性があるとされた。
平坦ステージとあり、セオリー通りであれば集団スプリントでの勝負となるが、フィニッシュまでの最後の3kmにはクランク状のコーナーが2カ所控えており、集団内でのポジショニングが重要となる。

集団内に山本元喜と山本大喜の姿が見える

チームとしてはあらゆるレース展開に対応できるよう、逃げと集団スプリントのいずれのケースも想定し戦術を確認。
椿、山本大、山本元喜の3人が主に逃げを狙うことに。
なかでも、山本元での逃げ切るが理想。
かたや、集団スプリントとなれば荒井と雨乞で狙っていく。

リアルスタート直後から逃げ狙いのアタックが断続的に繰り返され、決まらないまま迎えた2周目。
山岳ポイントの手前から山本元が集団から飛び出し、単独で上りに入るが、ポイント直前で追い上げにあい、2位での通過に。
その後は集団へと戻る。

2周目に飛び出した山本元喜

3周目に入ると、コース前半の平坦区間で山本大が逃げにトライ。
しかし動きも集団からの容認は得られない。
ここからリーダーチームのチーム サプラサイクリングが集団コントロールを始めるが、4周目では再び山本大が先頭へ。
一時は3人での逃げグループが形成されたかに思われたが、散発的に追走の動きがあり、集団前方がバラバラな状態となる。

それがきっかけとなってレースが大きく動く。
この周回に控える山岳ポイント獲得を目指して2選手が飛び出すと、これを追って11人がさらに集団から抜け出す。
個人総合上位の選手も含まれたこのグループに、KINAN勢では椿が入ることに成功。
やがて先頭に合流を果たすと、テクニカルなコースを生かしてメイン集団との差を広げる。
5周目に入る頃には、椿たちのグループとメイン集団は2分14秒差に広がった。

逃げ集団をひく椿大志

しばらくは2分前後で推移したレースだったが、6周目に入って集団がペースアップ。
その差はみるみるうちに縮小され、7周目の山岳賞ポイントですべての逃げを吸収。
ふりだしに戻ったレースは、一団のまま最終の8周目へと突入した。

椿大志と山本元喜が荒井佑太を前に引き上げる

スプリントに向けて各チームが集団前方に位置しての主導権争いへと状勢が移っていく。
KINAN勢もトレインを形成して椿と山本元が荒井と雨乞のポジションアップを図る。
周回途中の上りでポジションを下げてしまうが、代わって山本大が単騎で前方へ。
そのままステージ優勝争いへと加わっていった。

スプリントに向けて最終コーナーを12〜3番手で抜けた山本大は、有力スプリンターをチェックしながら猛加速。
ップまでは届かなかったものの、6位でフィニッシュラインを通過した。

自分のタイミングで加速したが先頭までは届かず

山本大に続き、雨乞、山本元がメイン集団でフィニッシュ。
引き続き総合首位が見える位置につけてステージを終えている。
逃げで魅せた椿、この日はスプリントがかなわなかった荒井もフィニッシュラインを通過し、次のステージへと駒を進めている。

大型モニタに映し出されたスプリントを確認する選手たち

続く第3ステージは、今大会最後の1日。
県東部の那須烏山市をスタートし、栃木県を横断しながら足利市にフィニッシュする150kmのラインレースとなる。
コース28km地点に最初の中間スプリント、82.6km地点と115.8km地点にそれぞれ山岳賞ポイントが設定され、128km地点に2回目の中間スプリントが待ち受ける。
またフィニッシュ手前約10km地点が勾配約18%の急坂。
同じ箇所がコースとなった第1回大会では、集団を崩壊させた区間でもある。

ここまで総合争いが接戦となっていることから、第3ステージも各チームの思惑が複雑に絡み合うことが予想される。
総合上位に入りUCIポイント獲得を目指すKINAN Cycling Teamは、その中にあってプロトンのムードを打開する動きでレースの流れを変えていきたいところだ。
ツール・ド・とちぎ第2ステージ(119km)結果
1 マリス・ボグダノヴィッチ(ラトビア、インタープロサイクリングアカデミー) 2時間38分31秒
2 レイモンド・クレダー(オランダ、チームUKYO) +0秒
3 黒枝士揮(チーム ブリヂストンサイクリング)
4 アフメット・オルケン(トルコ、サルカノ・サカリヤ・BBチーム)
5 パク・サンホン(韓国、LXサイクリングチーム)
6 山本大喜(KINAN Cycling Team)
46 雨乞竜己(KINAN Cycling Team)
53 山本元喜(KINAN Cycling Team)
74 荒井佑太(KINAN Cycling Team) +2分13秒
75 椿大志(KINAN Cycling Team)


個人総合成績
1 オールイスアルベルト・アウラール(ベネズエラ、マトリックスパワータグ) 2時間42分15秒
2 マリス・ボグダノヴィッチ(ラトビア、インタープロサイクリングアカデミー) +1秒
3 ベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、チーム サプラサイクリング)
4 マリオ・ヴォクト(ドイツ、チーム サプラサイクリング) +2秒
5 アンガス・ライオンズ(オーストラリア、オリヴァーズリアルフードレーシング) +4秒
6 パク・サンフン(韓国、LXサイクリングチーム) +5秒
34 山本元喜(KINAN Cycling Team) +18秒
41 山本大喜(KINAN Cycling Team) +23秒
55 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +31秒
74 椿大志(KINAN Cycling Team) +2分34秒
75 荒井佑太(KINAN Cycling Team) +2分40秒


ポイント賞
1 マリス・ボグダノヴィッチ(ラトビア、インタープロサイクリングアカデミー) 30pts
11 山本大喜(KINAN Cycling Team) 10pts

山岳賞
1 アンガス・ライオンズ(オーストラリア、オリヴァーズリアルフードレーシング) 7pts
6 山本元喜(KINAN Cycling Team) 3pts

チーム総合
1 チーム サプラサイクリング 8時間7分1秒
12 KINAN Cycling Team +46秒
●選手コメント
・椿大志
「前半は風が強くて、どのチームも展開を作っていくというより、タイムを失わないような守りのレースだったように思う。その後レースが動いたタイミングで上手く対応することができた。ただ、逃げグループ内の思惑がバラバラで逃げ切れそうにはなかったので、脚を貯めながら走っていた。

集団に戻ってからはスプリントに備えて雨乞と荒井を引き上げる役割だったが、少し前に出るのが早かったのが反省点。個人的には調子のよさを実感することができている。

UCIポイントを何とか獲りたいので、明日は攻めるしかない。(山本)元喜か大喜を前に送り込めるよう、オール・オア・ナッシングで戦うしかないと思っている」
・山本大喜
「レース前半は調子良く動けていたが、少し脚を使い過ぎてしまった。椿さんが加わった逃げに一緒に乗りたかったが、集団に待機することになったのでしっかり休んで次の展開に備えた。メイン集団のペースが上がってからも、最終スプリントになると予想して準備していた。

最終周回はKINANトレインとは反対側に位置していたためはぐれてしまった。その後は自分ひとりで位置取りして最後まで行くことにした。スプリントは自分のタイミングでもがくことができたが、先頭まで少し距離があったので届かなかった感じ。コンディションは悪くないので明日も挑戦していきたい」
Rider's specifications

Tire: IRC TIRE FORMULA PRO
Sensor Pad: AIRFIT
Frame: YONEX CARBONEXHR & AEROFLIGHT
Wear: Champion System
Wheel: FULCRUM Racing Speed 40T & 55T
Helmet & Eyeware: uvex
Foods: ATHLETUNE, POWERBAR
Chemicals: WAKO'S
UV care: Aggressive Design
Sports Aroma: Igname Sports Aroma
Trainer: MINOURA HYBRID ROLLER FG540 & HYBRID ROLLER FG220
Shoes: NORTHWAVE
Conditioning: KT TAPE
Insole: La NICO CUSTOM INSOLE
※レポートはメディアリリースから

Report, Photos: Kensaku SAKAI
Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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