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KINAN CYCLING

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ツール・ド・台湾 第4ステージ レポート

中島康晴がポイント賞リーダーをキープ
グリーンジャージと個人総合の可能性を残り1ステージに賭ける
●ツール・ド・台湾(UCIアジアツアー2.1)
第4ステージ 南投県 166.56km

●KINAN Cycling Team出場選手
大久保陣
マルコス・ガルシア
サルバドール・グアルディオラ
トマ・ルバ
中島康晴
新城雄大
KINAN Cycling Teamが出場中のツール・ド・台湾(UCIアジアツアー2.1)は、3月20日に第4ステージが行われた。
今大会最後の山岳ステージは、30人の集団フィニッシュとなり、トマ・ルバの11位がチーム最上位。
また、この日ポイント賞首位でスタートした中島康晴は中間スプリントポイントを2位で通過し、3点を加算。
同賞のグリーンジャージを堅守し残り1ステージへと向かうことになった。

大会は中盤戦までを終了。
前日の第3ステージで中島が逃げ、スプリントにフル回転。
2回の中間スプリントポイント1位通過に加えて、8位フィニッシュでこのステージだけで合計18ポイントを獲得。
ポイント賞争いでトップに立った。また、トマ・ルバが残り11kmでアタックし、終盤のプロトンを活性化させるなど、アグレッシブな走りも目立っている。

スタートセレモニーで各賞リーダーの紹介。中島康晴も名乗りを受ける

迎える第4ステージは、総合成績の形勢が見えてくることが予想された。
序盤から上り基調で、やがて3級山岳ポイントへ。この地点を通過後も上りが続き、中盤にかけていったん下った後、標高にして900m近くのポイントまでおおよそ50kmに及ぶ上り基調が続く。
この間に2級山岳ポイントを通過するほか、急坂区間も控える。
このステージを終えると、残すは平坦の最終・第5ステージのみとなることから、総合争いの行方を占ううえで重要な1日とされた。

KINAN Cycling Teamは、中島のポイント賞とともに、総合上位陣の背中が見える位置につけるトマやマルコス・ガルシア、サルバドール・グアルディオラが順位のジャンプアップを狙ってステージへ。
スタート直後には大久保陣がアタックし逃げを狙うなど、選手たちは序盤から活発に動いた。

今大会貢献度の高い3選手。大久保陣、中島康晴、新城雄大が並んで写真に収まる

早い段階で4人の逃げグループが形成されるが、KINAN勢はメイン集団に待機。
さらに3人が集団から飛び出したが、これも見送る。
この間に3級山岳を越え、レースは中盤へと入っていく。

隊列を組んでレースを進めていく選手たち

下り基調の区間に入ると、個人総合で上位の選手を擁するチームが集団のコントロールを開始。
徐々に前を行く選手たちとのタイム差が縮まっていく。
以降は1分前後の差で推移していったが、104.5km地点に設定されたこの日2回目の中間スプリントポイントが近づくと集団が一気にペースアップ。
僅差の争いから抜け出しを図りたい総合勢とポイント加算を狙うスプリンターとが入り乱れる激戦となる。

ここでKINAN勢は大久保や新城雄大に引き上げられて中島が上位通過を狙う。
好位置を確保してのスプリントは、2番手で通過。
2位通過の選手に付与される3ポイントを加算することに成功した。

この中間スプリントの直前に、序盤からの逃げはすべて吸収。
ふりだしへと戻ったレースは新たに3人が抜け出すが、メイン集団が最大でも1分30秒程度でペースコントロール。
残り30kmまでに3人を吸収するとともに、いよいよ勝負に向けた重要な局面へと入っていく。
集団の人数も絞られていき、KINAN勢ではマルコス、サルバドール、トマが次なる展開へと備えていった。

約30人の集団が山岳を目指す

フィニッシュまで残り30kmを境に、集団はアタックが散発。
いずれも決定打にはならないが、KINAN勢3人も集団の位置取りを上げつつ、狙いどころを定めていく。

2級山岳の頂上が見えてきた残り16kmのタイミングで、ついに動き出す。
まず仕掛けたのはトマ。
山岳ポイント直前でスピードを上げて山頂を4番手で通過すると、そのままの勢いで下りを攻める。
数人を引き連れ、集団からリードを奪おうと試みるが、これは3kmほど進んだところでキャッチされる。
代わって、残り11kmからはマルコスが上りを使ってアタックするが、これも決まらず。
細かなアップダウンでの攻撃はいずれも勝敗を分けるものとはならず、30人が一団のままフィニッシュを目指していった。

集団でレースを進めるサルバドール・グアルディオラ

勝負はそのまま集団でのスプリントにゆだねられた。
最終局面を前にサルバドールが前方に位置する場面もあったが、結果的にチーム最上位はトマの11位。
サルバドールが23位、マルコスが26位と続いた。
また、新城、大久保、中島もフィニッシュラインを通過し、翌日の最終ステージへ問題なく駒を進めている。

これにより、第4ステージまでを終えての個人総合でKINAN勢はトマの11位がチーム最上位となっている。
サルバドール、マルコスも含め、トップから総合タイム差16秒と、依然逆転のチャンスを残している。

フィニッシュ直後のマルコス・ガルシアの表情

そして、このステージの中間スプリントでも得点を稼ぎ出した中島がポイント賞リーダーをキープ。
グリーンジャージを守り、最終の第5ステージに臨むことが決まった。

ポイント賞のグリーンジャージをキープした中島康晴

17日から始まった大会は、いよいよ最終日へ。
全5ステージの戦いは、21日に行われる192.8kmを残すのみとなった。
ルートはおおよそ海沿いを走る設定で、中盤にかけては南シナ海沿いを往復する。
そしてフィナーレは、大鵬湾を囲うサーキットコースを4周回。
平坦ステージにカテゴライズされ、スプリンターの競演となることが予想される。
そして、激戦となった総合争いにも終止符が打たれる。

KINAN Cycling Teamは最終ステージに向け、中島のポイント賞を守ることを重視しつつも、いまだ僅差となっている個人総合でのジャンプアップも意識して臨むこととなる。
ツール・ド・台湾第4ステージ(166.56km)結果
1 ジェームス・ピッコリ(カナダ、エレベート・KHSプロサイクリング) 3時間58分21秒
2 ジョナサン・クラーク(オーストラリア、フロイドズプロサイクリング) +0秒
3 エティエンヌ・ファンエムペル(オランダ、ネーリソットーリ・セッレイタリア・KTM)
4 スコット・ボウデン(オーストラリア、チーム ブリッジレーン)
5 中根英登(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ)
6 増田成幸(日本ナショナルチーム)
11 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
23 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team)
26 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team)
58 新城雄大(KINAN Cycling Team) +12分42秒
94 大久保陣(KINAN Cycling Team) +15分52秒
98 中島康晴(KINAN Cycling Team)


個人総合成績
1 ジョナサン・クラーク(オーストラリア、フロイドズプロサイクリング) 12時間17分54秒
2 ジェームス・ピッコリ(カナダ、エレベート・KHSプロサイクリング) +6秒
3 エティエンヌ・ファンエムペル(オランダ、ネーリソットーリ・セッレイタリア・KTM)
+12秒
4 ネイサン・アール(オーストラリア、イスラエルサイクリングアカデミー) +12秒
5 フェン・チュンカイ(チャイニーズタイペイ、チャイニーズタイペイナショナルチーム) +16秒
6 ジェシー・イワート(オーストラリア、チーム サプラサイクリング)
11 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
12 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team)
26 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team)
50 新城雄大(KINAN Cycling Team) +13分44秒
67 中島康晴(KINAN Cycling Team) +23分44秒
95 大久保陣(KINAN Cycling Team) +41分52秒


ポイント賞
1 中島康晴(KINAN Cycling Team) 34pts
30 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) 5pts
42 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) 2pts


山岳賞
1 ウィルマル・パレデス(コロンビア、マンサナ・ポストボン) 37pts
3 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) 20pts
20 新城雄大(KINAN Cycling Team) 3pts


チーム総合
1 マンサナ・ポストボン 36時間54分30秒
3 KINAN Cycling Team +0秒
●選手コメント
・中島康晴
「レース序盤の逃げが決まった段階で、今日はポイント獲得のチャンスがないかと思っていたが、集団が逃げを吸収したことでトライできる機会がめぐってきたので、チームメートに助けてもらいながらポイント目指して動いた。1位通過はできなかったが、2位で3ポイント獲得できたことは大きかった。

最後の1日もポイント賞確定をかけて走りたい。チームとして目指している総合成績も可能な限り挑戦はしていきたいと思っている。特にこの大会はチームとしても重要な位置づけなので、結果を出して笑顔で終わることができればうれしい」
Rider's specifications

Tire: IRC TIRE FORMULA PRO
Sensor Pad: AIRFIT
Frame: YONEX CARBONEXHR & AEROFLIGHT
Wear: Champion System
Wheel: FULCRUM Racing Speed 40T & 55T
Helmet & Eyeware: uvex
Foods: ATHLETUNE, POWERBAR
Chemicals: WAKO'S
UV care: Aggressive Design
Sports Aroma: Igname Sports Aroma
Trainer: MINOURA HYBRID ROLLER FG540 & HYBRID ROLLER FG220
Shoes: NORTHWAVE
Conditioning: KT TAPE
Insole: La NICO CUSTOM INSOLE
※レポートはメディアリリースから

Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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