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KINAN CYCLING

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ツール・ド・台湾 第2ステージ レポート

レース後半の山岳地帯でサルバドール、トマがアタック
ツール・ド・台湾第2ステージは勝利ならずもチーム力を誇示
●ツール・ド・台湾(UCIアジアツアー2.1)
第2ステージ 桃園市 118.88km

●KINAN Cycling Team出場選手
大久保陣
マルコス・ガルシア
サルバドール・グアルディオラ
トマ・ルバ
中島康晴
新城雄大
KINAN Cycling Teamが出場中のUCIアジアツアー2.1クラス、ツール・ド・台湾は3月18日に第2ステージが行われた。
今大会最初の山岳ステージで、サルバドール・グアルディオラがアタックで攻撃の口火を切ると、残り2kmからはトマ・ルバが猛攻。
ステージ優勝こそならなかったが、アグレッシブな戦いでチーム力をアピールした。

台北市街地の周回コースで行われた前日の第1ステージでは、中島康晴が3位。
レース中盤以降はプロトンの主導権を握り、メイン集団をコントロール。
最終的に中島を前線へと送り込んだ。

スタート地点に到着した選手たち。笑顔が弾ける

続く第2ステージは、桃園市政府から角板山公園までの118.88km。
レース前半は遠く中国と面する台湾海峡沿いを進み、後半から内陸の山岳地帯へ。
フィニッシュまで残り35kmからカテゴリー山岳が連続。
立て続けに2級山岳をこなすと、最後は今大会屈指の上りとなる1級山岳、角板山公園を目指して進む。
フィニッシュ地点の標高は438mだが、急坂が長く続くこともあって、クライマーなど山岳に強い選手たち有利のコース設定。
KINAN勢としては、個人総合6位につける中島のほか、マルコス、サルバドール、トマを軸に戦術を組み立て、大会前半の重要ステージへと挑む。

大久保陣は手を振ってパレードへ出発

迎えたレースは、スタートから約30kmにわたるアタック合戦。
KINAN勢も集団前方に位置し、ライバルチームの動きをフォロー。
大人数の逃げグループ形成は阻止しつつ、レース後半の山岳を見据えて流れを作っていく。

30km地点を過ぎて2人の逃げが決まると、集団に待機するKINAN勢は安全なポジションでレースを進める。
隊列を組んで集団前方に上がる局面もあったが、淡々と距離を減らしていった。
この間、50.4km地点に設けられた中間スプリントポイントで中島が上位通過を狙うシーンも見られたが、ここはライバルの動きを見て競り合いには加わらなかった。

KINAN勢がポジションを固める

逃げと集団との差は最大で3分近くまで開いたが、山岳区間へ入る頃には1分30秒ほどのタイム差に。
この日最初のカテゴリー山岳となる2級の上りに入ると、いよいよKINAN勢がポジションアップ。
中島や大久保陣が引き上げ役を担い、集団の前方を固めていく。

急坂をこなす大久保陣

いったん下って、2つ目の2級山岳へ向かう頃には逃げていた2選手をキャッチ。
代わって中島がプロトンを牽引して上りへと突入する。
急坂区間に入って数選手がアタックすると、ここはトマが冷静にチェック。
同時に、一団だったメイン集団の人数が徐々に減っていった。

この2級の上りを終えた直後に大きな局面がやってきた。
レースを活性化させたのはサルバドールのアタック。
これに4選手が続き、集団に対して数秒のリードを奪う。
これによって残るKINAN勢は集団に待機し次の展開を待てる状況となった。

攻撃の口火を切ったサルバドール・グアルディオラ

力のある選手がそろった先頭グループは、下りを利用して加速し後続と20秒近いタイム差を得る。
メイン集団もそれ以上の開きは許さず、この日最後の1級山岳の上りに入るとともに5人を完全に射程圏内に。
先行したメンバーのうち、サルバドールら3人は残り5kmを切ったタイミングで集団へと戻ったが、依然2人が逃げる状勢となる。

逃げ切りは許したくないメイン集団にさらなる動きがあったのは残り2km。
この局面で動いたのはトマだった。
トップの2人を目前に捕らえると猛然とアタック。
数十メートルのリードを奪いかけたが、集団も続き決定打とはならず。

それでも、トマの動きによって逃げグループを捕まえた集団は、38人がひとかたまりでフィニッシュへ。
最後はスプリントによる争いとなり、チームはトマの7位が最高。
それでも、見せ場を作ったサルバドール、そしてマルコス・ガルシアも集団内でフィニッシュラインを通過している。

残り2kmで強烈なアタックを見せたトマ・ルバ。最終的にステージ7位

結果的にステージ上位進出とはならなかったものの、KINAN勢の動きからプロトンの絞り込みが激化し、精鋭のみが前方で生き残るレースとなった。
このステージを終えて、個人総合ではトマが17位、サルバドールが18位、マルコスが33位と、総合タイムでは上位陣と変わらぬ位置をキープする。
また、新城雄大も第2グループでフィニッシュし、個人総合44位。山岳区間までアシストとして貢献した中島、大久保も問題なくステージを終えている。

走り終えた選手たちの表情

翌19日に行われる第3ステージは、「台湾ロマンティックルート3」と銘打ち、国道3号線が主要コースとなる1日。
中盤に15km近く上る1級山岳が控えるほか、フィニッシュまで20kmを切ったタイミングで2級山岳が待ち受ける。
さらには、どちらの山岳も頂上からの下りがテクニカル。
道幅の狭い区間もあり、スピードに加えてバイクテクニックも要求されるコースセッティングだ。
ツール・ド・台湾第2ステージ(118.88km)結果
1 ジョナサン・クラーク(オーストラリア、フロイドズプロサイクリング) 2 時間45分20秒
2 ジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ) +0秒
3 ネイサン・アール(オーストラリア、イスラエルサイクリングアカデミー)
4 ディエゴ・オチョア(コロンビア、マンサナ・ポストボン)
5 ウィルマル・パレデス(コロンビア、マンサナ・ポストボン)
6 エドムンド・ブラッドバリー(イギリス、メミル・CCNプロサイクリング)
7 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
13 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team)
34 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team)
43 新城雄大(KINAN Cycling Team) +46秒
92 中島康晴(KINAN Cycling Team) +7分48秒
100 大久保陣(KINAN Cycling Team)


個人総合成績
1 ジョナサン・クラーク(オーストラリア、フロイドズプロサイクリング) 4時間30分36秒
2 ジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ) +4秒
3 ネイサン・アール(オーストラリア、イスラエルサイクリングアカデミー) +6秒
4 フェン・チュンカイ(チャイニーズタイペイ、チャイニーズタイペイナショナルチーム) +10秒
5 ニコラス・ホワイト(オーストラリア、チーム ブリッジレーン)
6 ヘイデン・マッコーミック(オーストラリア、チーム ブリッジレーン)
17 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
18 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team)
33 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team)
44 新城雄大(KINAN Cycling Team) +56秒
90 中島康晴(KINAN Cycling Team) +7分54秒
97 大久保陣(KINAN Cycling Team) +7分58秒


ポイント賞
1 エリック・ヤング(アメリカ、エレベート・KHSプロサイクリング) 16pts
3 中島康晴(KINAN Cycling Team) 13pts

山岳賞
1 ウィルマル・パレデス(コロンビア、マンサナ・ポストボン) 16pts
8 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) 7pts
14 新城雄大(KINAN Cycling Team) 3pts


チーム総合
1 マンサナ・ポストボン 13時間32分18秒
5 KINAN Cycling Team
●選手コメント
・サルバドール・グアルディオラ
「チームメートと話をしながらレースを進めていった。山岳に入って人数が絞られていくのを見てアタックを試みた。逃げ切ることはできなかったが、トマやマルコスとともにメイン集団でレースを終えられたので、総合成績を目指すことができる位置は押さえられた。

シーズン初戦だがよい調子で迎えられている。しっかり距離を乗り込んできたし、ハードな山岳でもトレーニングを積んだので、シーズンインの準備はできていた。

残る3ステージで攻撃の機会は確実にやってくる。チームの状態がよいので、どのステージでもチャンスがあればトライしていくつもりだ」
・トマ・ルバ
「ハードなレースだった。山岳ではチームにとって良いシチュエーションだったので、あとはできることなら3~5人の小集団に絞り込んで勝負できれば最高だった。逃げていたサルバドールが集団へ戻ってきたところでアタックを試みたが、多くの選手に反応されてしまった。フィニッシュ直前は下り基調だったし、大人数のスプリントは得意ではないので今日の結果は仕方がない。次のステージへきっとつながると思う。

第3~4ステージも総合を狙ううえでは重要な1日だ。多くの選手が総合成績アップを目指して走ることになるので、攻撃のチャンスを逃さないよう意識したい」
Rider's specifications

Tire: IRC TIRE FORMULA PRO
Sensor Pad: AIRFIT
Frame: YONEX CARBONEXHR & AEROFLIGHT
Wear: Champion System
Wheel: FULCRUM Racing Speed 40T & 55T
Helmet & Eyeware: uvex
Foods: ATHLETUNE, POWERBAR
Chemicals: WAKO'S
UV care: Aggressive Design
Sports Aroma: Igname Sports Aroma
Trainer: MINOURA HYBRID ROLLER FG540 & HYBRID ROLLER FG220
Shoes: NORTHWAVE
Conditioning: KT TAPE
Insole: La NICO CUSTOM INSOLE
※レポートはメディアリリースから

Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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