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KINAN CYCLING

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山本元喜・荒井佑太3位入賞 全日本トラックチャンピオンシップ第1日 レポート

全日本トラックチャンピオンシップ第1日
山本と荒井が得意種目で3位入賞を果たして存在感アピール
10月17日から2日間、山梨県・境川自転車競技場を舞台に開催される全日本トラックチャンピオンシップ。
その初日、KINAN Cycling Teamは3種目に出場。
そのうち、チーム一番手として臨んだ荒井佑太がスクラッチで、さらには山本元喜がポイントレースでそれぞれ3位に入賞。
世界レベルのレースを知る選手たちも参加する中、チームとしても存在感を示す1日となった。

山梨県境川自転車競技場

今大会は、Jプロツアーなどと同じく全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)主催のもと、JBCFトラックシリーズ第3戦として開催。
国内トップレベルの選手たちが集い、いくつもの種目でタイトルを賭けて熱いレースが展開される。

ロードとならんでトラック競技にも注力するKINAN Cycling Teamは、今大会へトラックパートのメンバーを中心に参戦。
大会初日のこの日は、スクラッチに荒井佑太、ケイリンに荒井と田中克尚、ポイントレースに山本元喜がそれぞれ出走した。

スクラッチを走る荒井

チームの一番手として荒井が臨んだスクラッチ。
今大会は400mトラックを25周回、10kmで争われる。
ロードレースと近似して規定周回数を走り切った順に結果が反映される競技だが、序盤からリードを奪って優位に持ち込みたい選手たちが積極的に仕掛けていく。
荒井も力のある選手たちの動きには都度対応していき、終始集団前方でレースを進めていく。
しばし膠着状態が続いたが、残り数周回となったところで荒井を含む3選手が後続を引き離して、そのまま優勝争いに。
最終周回のジャンとともに早めのスプリントに打って出た荒井は、最終コーナーまでトップを走るもフィニッシュライン直前でライバルにかわされ3位。
それでも表彰台の一角を収めて、チームに流れを呼び込んだ。

スクラッチ優勝をかけたスプリント

午後一番の種目となったケイリンには、スクラッチで勢いを得た荒井に加えて田中も出走。予選は各組2着までが1/2決勝へと進出するが、1組で走った荒井は狙い通りの位置取りとはならず、最終周回で追い上げるも3着。2組で走った田中も最後尾から追い上げる形となり敗退。

ケイリン敗者復活戦。先頭で最終周回に入る田中

両者ともに敗者復活戦へと回り、同組で走った2人は戦術的なレースを展開。最終周回では田中が荒井を引き上げる形で加速し、それを生かした荒井が1着通過し、3着までが進出する1/2決勝へ。

荒井はケイリン敗者復活戦1着で1/2決勝へ

山本が挑んだポイントレースは、75周回・30kmの間に4周回ごとのポイント周回が設定され、1位通過から順に5点、3点、2点、1点が付与され、その合計得点で争われる。
今回はロードレースとの兼任選手も多くエントリーし、それぞれの脚質を知り尽くした中での駆け引きとなった。

ポイントレースで上位争いに加わった山本元喜

そんな戦いは、序盤から逃げ狙いの動きが散発し、3人または4人の先頭パックがたびたび形成される。
山本も前半からたびたび先頭パックに加わると、着実にポイント周回を上位通過。
すでに東京2020オリンピックの日本代表に決まっている橋本英也選手(チーム ブリヂストンサイクリング)が圧倒的な走りを見せる中、山本は表彰台をかけた争いに加わり、最終的に3位を確保。
レース後半は他選手の追い上げもあったが、最後まで上位を譲ることはなかった。

山本元喜はポイントレース3位入賞

大会初日は2つの決勝種目ともに3位入賞。
各選手の力が反映された結果になったとともに、チームの存在も誇示する内容に。
翌18日の大会2日目は、オムニアムに山本、1kmタイムトライアルに田中、ケイリン1/2決勝に荒井が出場。
荒井はここを勝ち上がると、6人による決勝へと駒を進めることとなる。
全日本トラックチャンピオンシップ 第1日結果
●スクラッチ
3 荒井佑太(KINAN Cycling Team)

●ケイリン
・1回戦第1組
3 荒井佑太(KINAN Cycling Team) 敗者復活戦へ

・1回戦第2組
5 田中克尚(KINAN Cycling Team) 敗者復活戦へ

・敗者復活戦第1組
1 荒井佑太(KINAN Cycling Team) 1/2決勝へ
4 田中克尚(KINAN Cycling Team)

●ポイントレース
3 山本元喜(KINAN Cycling Team)
●選手コメント
・山本元喜
「トラックレースは実質6年ぶり。今回は(ポイント収集といった)ゲーム性の高いレースの感覚をつかむことと、落車しないことが最大のテーマだった。今回は(橋本)英也選手が強かったことと、逃げと追走の繰り返しでポイントレースらしさがなかったが、チームにサポートしてもらっている中で3位で終えられたことはよかった。

レース内容としては中盤以降に動いていくイメージだったが、英也選手の動きに合わせていくうちに早い段階から前の方で走る格好になった。

実際に走ってみて、感覚をつかんだとともに、力のある選手との現時点での差であったり(翌日に控える)オムニアムをどう組み立てていくかの参考にはなった。優勝できれば一番よいが、目標は現実的なところに設定したい。英也選手の力が群を抜いているので、2位を狙っていく中で、周りとどう駆け引きしていくかを考えていきたいと思う」
・田中克尚
「(ケイリン敗者復活戦最終周回を先頭で入りながら逃げ切れず)単純に1周を先頭で走り切る力がなかった。荒井さんの力を借りながら前へ上がっていくことを想定していたが、位置取りの中で外へ弾かれてしまった時点で最後の1周は自分で行くしかなかった。

レースを終えて、パワーの向上と1周を全力で走り切れるようになることが課題だと思っている。明日出場する1kmタイムトライアルは正直得意ではないが、その意識を克服できるようチャレンジしたい。

ケイリンの最終局面はロードのスプリントフィニッシュと似ている要素も多く、スピード感とダイナミックさを感じてもらえると思うので、注目して見ていただけると嬉しい」
・荒井佑太
「スクラッチはスプリントに長ける選手、逃げを得意とする選手をマークしてレースに臨んだ。しばらくは逃げ狙いの動きをチェックしていたのと、沢田桂太郎選手(チーム ブリヂストンサイクリング)のポジションを確認しながら走っていた。残り2周の時点で3人の勝負になると確信できたので、スプリント力のある相手より先に仕掛けようと思い切って最終周回のジャンに合わせて動いた。結果的に3位に終わったが、そのチャレンジは間違っていなかったと思う。

ケイリンは予選があと一歩だったので、敗者復活戦に向けてギアを1枚上げてトップスピードを高めていくことを狙った。プランとは逆のレース展開になったので、田中に引き上げてもらいながら他の選手を抑えたいと思っていたが、そろって勝ち上がれなかったところは競技の特性上仕方がない部分もある。明日はまず1/2決勝を通過することが大前提。決勝では積極的に走って優勝したい。

トレーニングでは普段からレースをイメージして走ることを心掛けている。そうすることで、本番でもここぞという場面でしっかりと動くことができる。今回のケイリン出場は、自分の持ち味であるダッシュ力を生かせると思っての選択。まだオムニアムを走り切る体力は戻ってきていないが、スクラッチとケイリンであれば自分にもチャンスがあると考えている。

トラック競技は同じ空間で選手たちを見られることや、息遣いや表情がダイレクトに伝わってくる魅力があると思っている。また、思いがけない展開や結末が多く、最後の最後まで目が離せないというあたりも大きな特徴なので、機会を見つけて多くの人に楽しんでいただきたい」
※レポートはメディアリリースから

Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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